2010年 12月 29日
欄間の波うさぎ |
来年の干支は「うさぎ」です。
我が家の座敷の欄間は「波うさぎ」。
その由来は 謡曲(能) 『竹生島』 (ちくぶしま) の一節に由来すると言われます。
緑 樹 影 沈 魚 上 木
月 浮 海 上 兎 奔 波
『 緑樹影沈んで 魚木に登る気色あり
月海上に浮かんでは 兎も波を奔るか 面白の島の景色や 』
謡曲「竹生島」は醍醐天皇の時代の物語。 廷臣一行が竹生島明神に参拝するために琵琶湖の湖岸まで来たものの、どうやって島まで渡ろうかと思案していた所へ、翁と海女の乗る一隻の釣り舟が通りかかり、一行は同乗を許され竹生島へ向かうことになります。 その島へ向かう舟から眺めた湖畔の景色を歌ったのが上の一節。
島の緑豊かな木々の影が湖畔に映り、魚たちが木を登っているように見える。 月も湖面に映り浮んで、月に住む兎も波間に映る月明かりを奔けて行くようだ なんとも不思議な島の景色よ。。
駿河湾そして用宗の港を背景に、このロマンチックな情景を思い浮かべながら、年賀状デザインのモチーフにしましょう。
我が家の座敷の欄間は「波うさぎ」。
その由来は 謡曲(能) 『竹生島』 (ちくぶしま) の一節に由来すると言われます。
緑 樹 影 沈 魚 上 木
月 浮 海 上 兎 奔 波
『 緑樹影沈んで 魚木に登る気色あり
月海上に浮かんでは 兎も波を奔るか 面白の島の景色や 』
謡曲「竹生島」は醍醐天皇の時代の物語。 廷臣一行が竹生島明神に参拝するために琵琶湖の湖岸まで来たものの、どうやって島まで渡ろうかと思案していた所へ、翁と海女の乗る一隻の釣り舟が通りかかり、一行は同乗を許され竹生島へ向かうことになります。 その島へ向かう舟から眺めた湖畔の景色を歌ったのが上の一節。
島の緑豊かな木々の影が湖畔に映り、魚たちが木を登っているように見える。 月も湖面に映り浮んで、月に住む兎も波間に映る月明かりを奔けて行くようだ なんとも不思議な島の景色よ。。
駿河湾そして用宗の港を背景に、このロマンチックな情景を思い浮かべながら、年賀状デザインのモチーフにしましょう。
by canproyoshikawa
| 2010-12-29 13:18
| 日々是好日