2008年 01月 17日
ガンダーラ美術 |
静岡県立美術館にて「ガンダーラ美術とバーミヤン遺跡展」が開催中。3月30日まで。ウイークデイの方がゆっくり鑑賞できると思い午前中にでかけました。
しかし、ほぼ100%の来展者数でした。
ポスターを見た段階で、その端正な顔立ちに魅せられ期待していましたが
本物は想像以上の美しさ、凛々しさ。思わず見入ってしまいました。
今回の展示会は日本国内の未公開のガンダーラ美術の至宝を初めて集大成したもの。およそ110点。そのボリ ュームにも圧倒されます。
仏頭 出土地:ガンダーラ ストゥッコ(漆喰で造形されたもの)4~5世紀、高さ40㎝幅20㎝、奥行30㎝
ポスターにも使われた仏頭、会場で一番、端正で美しいと感じたものです。
鼻の下、人中の円形と唇の下のR形状のラインがこの時代、製作工房の特徴とか。
こういう仏像も工房で専門に作られていたんですね。
菩薩頭部 出土地:ガンダーラ北方(伝タルベラ近郊) ストゥッコ 4~5世紀 高さ14㎝ 幅11㎝ 奥行11㎝
仏立像 出土地:ハッダ ストゥッコ 4~5世紀 高75センチ 幅32㎝ 奥行14㎝
そこでいったいガンダーラとはどこなの、と検索しますと
ガンダーラとはインド亜大陸の西北部にある古い地域名とあります。
古い記録には 『コーフェス河(カブール河)の流域』 とあるが、それは、現在のパキスタン北西辺境州ペシャワール地域とスワート地域一帯で、スワート河とカブール河とがインダス河に合流する地帯であった、ということです。かの有名なアレクサンドロス大王の軍隊と玄奘三蔵もこの地を訪れたことがあるそうです。
歴史のロマンに彩られた桃源郷とも言えそうな地ですね。
しかし、現状はタリバンによる遺跡破壊やアフガン紛争による荒廃など悲しみの地でもあります。その破壊のすさまじさも展示されている遺跡調査のなかに見られます。
しかし、ほぼ100%の来展者数でした。
ポスターを見た段階で、その端正な顔立ちに魅せられ期待していましたが
本物は想像以上の美しさ、凛々しさ。思わず見入ってしまいました。
今回の展示会は日本国内の未公開のガンダーラ美術の至宝を初めて集大成したもの。およそ110点。そのボリ ュームにも圧倒されます。
仏頭 出土地:ガンダーラ ストゥッコ(漆喰で造形されたもの)4~5世紀、高さ40㎝幅20㎝、奥行30㎝
ポスターにも使われた仏頭、会場で一番、端正で美しいと感じたものです。
鼻の下、人中の円形と唇の下のR形状のラインがこの時代、製作工房の特徴とか。
こういう仏像も工房で専門に作られていたんですね。
菩薩頭部 出土地:ガンダーラ北方(伝タルベラ近郊) ストゥッコ 4~5世紀 高さ14㎝ 幅11㎝ 奥行11㎝
仏立像 出土地:ハッダ ストゥッコ 4~5世紀 高75センチ 幅32㎝ 奥行14㎝
そこでいったいガンダーラとはどこなの、と検索しますと
ガンダーラとはインド亜大陸の西北部にある古い地域名とあります。
古い記録には 『コーフェス河(カブール河)の流域』 とあるが、それは、現在のパキスタン北西辺境州ペシャワール地域とスワート地域一帯で、スワート河とカブール河とがインダス河に合流する地帯であった、ということです。かの有名なアレクサンドロス大王の軍隊と玄奘三蔵もこの地を訪れたことがあるそうです。
歴史のロマンに彩られた桃源郷とも言えそうな地ですね。
しかし、現状はタリバンによる遺跡破壊やアフガン紛争による荒廃など悲しみの地でもあります。その破壊のすさまじさも展示されている遺跡調査のなかに見られます。
by canproyoshikawa
| 2008-01-17 16:42
| 日々是好日