2011年 08月 11日
憚りながら・・・ |
先日、CSの番組で佐高信氏がこの本の紹介をしていました。
山口組後藤組組長・後藤忠政氏に対する延べ50時間のインタビューを構成したもの。
単なる「ヤクザの親分のこれまでの生きざま」だったら、佐高氏も取り上げないはず・・・
その書評を聞いたところ、山口組でも武闘派ヤクザの象徴と言われ、
また後には東京の政財界にも確固たる人脈を築く経済派とも評された人物とのこと。
戦後日本の高度成長期を裏側から、政財界の暗部に身を置き、
まさに身体を張った、その体感を著した本なのです。
書中の登場人物はほとんど全てが実名です!
その関わりの深さ、その事に対する氏の思い、考えなど
知らない世界とはいえ興味深く、あっという間に読み終えました。
自分の立つ場で真剣に生きた、いい男なんだ、と妙に気に入りました。
by canproyoshikawa
| 2011-08-11 23:49
| 日々是好日